2024年09月27日(金)
令和6年度(2024年)日本脳神経看護学会 関西地方部会研修会を開催します。
<テーマ>
「見直そう!脳神経系患者の早期離床に向けた臨床判断と実践」
~診療報酬改定を受けて~
今年度は、(令和6年度)「診療報酬改定」が施行されました。患者のADLの維持、向上等を目的に、早期離床・早期退院がさらに推奨される内容となっています。その一方で、7対1病棟で看護必要度B項目(患者のADLに伴う看護ケアの評価)が除外されました。それでも、急性期医療における脳神経 看護の臨床は看護本来のケアを大事にし、かつ医療のニーズに対応して患者の回復システムを促進することが期待されます。
今年度の研修会(セミナー)では、脳神経患者の看護実践において早期離床・早期退院に向けて看護専門職としての適切な臨床判断と看護実践を見直すとともに、確かな実践能力を身に付けるプログラムを提供します。皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は、https://www.jann-1973.jp/club/kansai/ をご覧ください。
※ 当日演習がございますので、上履きをご持参ください。
※ 会場には、公共の交通機関をご利用ください(駐車場の準備がございません)
2024年08月26日(月)
障がい者就労の活動をしているNPOについて、ご紹介します!
脳卒中後、社会復帰を目指している方々にとっては、大切な活動となると思います。
クラウドファンディングも行っているとのことですので、是非ともご協力ください!
みなさま、おはようございます。代表の多田紀子です。いつも当法人の活動にご支援いただき、ありがとうございます。
今月から、毎月1回、NPO法人Reジョブと共に活動している仲間たちの素晴らしい取り組みをご紹介していきます。
記念すべき第1回は、今注目を集めている「脳卒中フェスティバル」(通称:脳フェス)です。ちょうど今、クラウドファンディングを実施中!ぜひクリックしてご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/778246/view
脳フェスの活動はとてもユニークで先進的なんです。毎年開催されるイベントは、回を重ねるごとに規模が大きくなっています。今年は特別な企画、なんと、職業体験ができるテーマパーク「キャリアランド」を計画中なんです!テーマパークという発想、まさに脳フェスらしいですよね。
「脳フェス」は、脳卒中を経験され、現在は理学療法士としてご活躍の小林純也さんが中心となって運営している団体です。彼らの目標は、「障がいのある人もない人も区別なく、みんなで一緒に楽しめる世界をつくること」
小林さんたちの情熱とエネルギーには本当に感心させられます。クラウドファンディングは今月末まで実施中です。ぜひ、ご支援やSNSでの拡散にご協力ください。皆様のお力添えが、この素晴らしい活動を支える大きな力になります。
小林純也さんについては、「脳に何かがあったとき」2023年9月号でインタビューしました。さらに、2024年の「まるっと文化祭」にも登壇が決定しました!詳しくはこちらをご覧ください。
https://marutto.peatix.com/view
ぜひ会場に足を運んでいただき、小林さんの話を直接聞いてみてください。きっと新しい発見があると思います。
2024年07月23日(火)
2024年03月03日(日)
2月17日(土)の脳卒中ケア研究会は、昨今の感染状況並びに医療現場の対応状況を鑑み、急遽「完全オンライン」に変更して開催しました。皆様にはご理解をいただきましたこと、感謝申し上げます。
さて、今年の研究会テーマは「「臨床研究を通して今こそ看護を考えよう ―私たちの看護が見える―」でした。
【教育講演】では東京大学医学系研究科の山本則子先生が「事例研究を通してケアの意味を考える」というテーマで、看護師の日々行っている「優れた実践を可視化」し、優れた対人援助実践の知を共有可能にするためには、「事例研究」という研究手法はもっとも効果的であるとのお話がありました。山本先生の提唱する「事例研究」は、これまでのような患者の症例報告ではなく、看護師の実践を主体として実践の意味を探求します。そのために、山本先生は新たな研究方法論を打ち立て、看護実践者との共同研究のあり方、研究結果の公表の具体例の説明と共に、学術性の担保に向けた取り組みなどを紹介頂きました。実践知を可視化する研究方法としてかなり興味が沸きました。看護実践の中に専門職性を表現できるという期待感でワクワクしている自分を感じていました。改めて、看護実践の可視化に向けて臨床と研究者が一体となって取り組んでいくことの重要性を認識しました。
山本則子氏(東京大学)
事例研究:
大竹泰子,野口麻衣子,野原良江,山本則子(2017):最期の療養場所に関する意向の相違を抱えた家族に対する訪問看護師による意思決定支援,日本家族看護学研究,第23巻,第 1 号.
総説:
山本 則子(2019):特集 「気づき、学び、元気になる事例検討会を開こう」なぜ看護師は「事例」から学ぶのか?—現場で行なう事例検討会の意義と可能性,訪問看護と介護,24巻,3号.
【パネルディスカッション】では、「臨床研究における臨床看護師と大学教員とのコラボレーション事例」について研究活動のプロセスを脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の山添幸氏(西宮協立脳神経外科病院)と杉浦圭子氏(九州大学)によって取り組みが紹介されました。研究活動の主体は山添氏であり、杉浦氏は山添氏の頭の中の様々な考えを整理するように「問い」を発し、それを受けて山添氏は思いのたけを「語る」。つまり、「問い語り」を繰り返して次第に研究の軸が明確になり研究計画書が作成されました。その後も、データをどのように分析するか、結果をどのように表現するか、LINEを使って話し合い、当初21枚あった発表用のスライドは14枚に整理されるなど、互いの思いを突き合わせ、山添氏が臨床の煩雑さに追われ心折れそうになっても、それを冷静に受け止め、常にポジティブに伴走していた杉浦氏との共同作業の様子が紹介場面から見えました。
参加者からは、臨床家と研究者との関係性が重要で、日ごろから臨床家と研究者との交流が共同研究に発展していく環境づくりが最も大切という意見や関係性ができれば、LINEやZOOMを効果的に使い、コラボレーションした研究活動がより発展することへの期待もできるのではないか、といった意見もあり、コロナ禍で獲得した新たなコミュニケーション手段に可能性の期待も広がりました。
臨床家と研究者が研究活動における強みを生かし補完的協働ができる環境やシステムを構築していく必要も議論され、本研究会の今後の活動にも大きなヒントを与えてくれる多くの意見が提案されたディスカッションで幕を閉じました。
杉浦 圭子 氏
山添 幸 氏
2024年02月09日(金)
【緊急告知】
開催まで2週間を切っておりますが、急遽開催形式を「完全オンライン」とさせていただきます。
理由は、コロナ感染症の緩やかな拡大傾向を鑑み、医療関係者の皆様にとって最善の対策を講じることが必要と考えた次第です。
急遽の変更をご理解いただきますように何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、第11回脳卒中ケア研究会は
「完全オンライン」での開催となりますが、内容の変更は致しません。皆様と共にに考え、学ぶ機会となるように精一杯努めてまいります。
脳卒中ケア研究会
事務局