2019年09月19日(木)

第8回 脳卒中ケア研究会 定例会を開催します! 12月14日

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
夏の暑さは治まりましたが、まだまだ気候が安定しませんね。
おからだご自愛ください!

さて、来る 12月14日 第8回の脳卒中ケア研究会の定例会 を開催いたします!

テーマは「脳卒中患者の栄養 –動ける身体を作る看護—」です。

場所は昨年と同じ場所で、大阪産業創造館です。
詳細は、また後日お知らせいたします! 今回は同館のレストランで終了後に懇親会を予定していますので、シンポジストとお話ししたい方、脳卒中について語りたい方は是非ともご参加ください!

 

2019年03月28日(木)

研究支援いたします! 脳Know-netサロン開催

脳卒中ケア研究会のメンバーによる研究支援を
5月19日(日) 13:00から 千里金蘭大学3号館

にて 開催いたします。

今、何につけても「評価」が大切な時代。その根拠になっているのが「研究」の積み重ねだったりします。
脳卒中分野だけでも限らず、研究に関する悩みをお持ちください!

受付は、HPのお問い合わせメールからお願いいたします。

たくさんのご参加をお待ちしております。

2019年03月13日(水)

第46回 日本脳神経看護研究学会学術集会 大阪開催のお知らせ

第46回 日本脳神経看護研究学会 

今年 10月12日(土曜日)に大阪で開催されます!

メインテーマは「変革の時! 新たな時代に向けて」 です。

脳卒中に関係する今の現状を踏まえて、学会発表やセミナーなど多彩なイベントが行われます!

脳神経看護分野ではたくさんの関係者が集まる学会ですので、ぜひ奮ってご参加ください!

大会事務局では、私たち脳卒中ケア研究会もおおいに協力させていただきます。
定例会で来てくださった方々も、そうでない方々も、最新の脳神経看護の情報獲得のため是非ともいらしてください!

詳細は URL: http://jaan46.umin.jp/index.html をご覧ください。

たくさんのご応募、ご参加をお待ちしております。

 

2019年01月21日(月)

第7回 脳卒中ケア研究会 定例会のご報告

いつも、脳卒中ケア研究会をご支援いただきありがとうございます。
平成最後の研究会シンポジウム、第7回を平成30年12月9日(日)に開催し、無事に終了いたしました。会場は“大阪産業創造会館”で初めての使用でしたが、大阪市内でアクセスも良く、概ね良い環境で開催できたのではないかと思っております。
ご報告が遅くなりましたことお詫びいたします。

さて、今回のシンポジウムテーマは『脳卒中患者の排尿ケアを考える』でした。
10月の公示から1か月半で定員数の100名に達したほど関心のあるテーマだったと言えるのではないでしょうか。

まず、第1部:教育セッションの講師に田中悦子氏をお迎えしました。

田中氏は大阪市立総合医療センター泌尿器科外来師長であり、日本コンチネンス協会認定排泄ケア専門員コンチネンスアドバイザーとしても活動されています。その他にも排泄ケアに関連する資格(排泄機能指導士・おむつフィッター・快適自己導尿指導士・排尿機能検査士)を取得されています。まさに排泄ケアのプロフェッショナルです。そんな田中氏には「ここをおさえると、排尿ケアが変わる」というという観点からお話をしていただきました。

内容は盛りだくさんで、排尿機能や排尿障害の基本的な知識も学び直しができ、そして研究結果に基づいた日常生活と排尿障害の関係として、夜間排尿と骨折の関係や夜間排尿と生存率の関連、認知障害と残尿の関係など排尿に関する興味深い現象を知ることができました。また本題の排尿ケアに関してはリハビリテーション看護、つまり生活行動の取戻しや自立的な排尿行動という側面から看護ケアの可能性を伝えていただきました。「排尿日誌」は看護の視点からアセスメントするためには非常に有効であるということ、おむつの当て方も含めて排泄ケア用具や失禁用品の効果的な活用も自立的な排尿には重要な観点であること、膀胱留置カテーテル管理に関する看護師の臨床判断の重要性など、臨床現場のケア困難な状況を織り交ぜて説明されたことで新たな知識はもちろん、看護援助の在り方を見直す機会ともなりました。平成28年に排尿自立指導料が算定できるようになり、チーム医療の推進として包括的排尿ケア実施によって、病院や保健施設のみならず、在宅(地域)に向けて看護活動への期待は大きいことが分かりました。また、最近のトピックスとして「サルコペニア/フレイルと排尿障害」「認知症と排尿障害」については医療全体に及ぶ大きな課題と認識できました。最後に、田中氏が参加者に送った言葉は「排泄ケアは尊厳を守るケアです」ということでした。まさに看護師が人を人として守る砦であることを改めて心に刻んだご講演でした。

そして、第2部の前半はお二人の脳卒中リハビリテーション看護認定看護師を講師にお迎えし、日々の脳卒中患者の看護活動から排尿ケアの実践に関連する話題提供をしていただきました。後半は、3名の講師の方と参加者の方々とのディスカッションと進んで行きました。

まず、おひとり目は、坂本亜沙子氏です。

坂本氏はペガサス馬場記念病院 SCUにご勤務で多くの脳卒中患者の看護に従事されています。坂本氏には『SCUにおける排尿困難患者の看護』ということでお話いただきました。

SCUという病棟の構造上の問題から、排尿ケアのデメリットはトイレの数が少ないことに加えて、オープンスペースにアコーディオンカーテンのみで仕切られたトイレ、便座の配置の不具合から右片麻痺の患者には使いづらいこと、などが現実問題として説明された。その上で、SCUでの排尿管理の特徴としてやはり膀胱留置カテーテルによる看護が挙げられています。病状によってはやむを得ない場合も多く、尿路感染等の二次的障害のリスクを抱えながらの看護です。自立排尿をめざして適切なカテーテル管理からの移行、そしてカテーテル抜去後には日常生活行動として障害の特徴に応じた援助が重要となります。急性期だからこそ、その人が回復できる可能性を信じて看護していくことを忘れないでいたいと思いました。その実践をAさん50代女性左視床出血右半身麻痺の事例を通して説明されました。Aさんは発症からSCUに入室し、一般病棟に転棟するまでの12日間のうちに、端座位⇒靴を履く⇒車いす移乗⇒車いす駆動⇒トイレでの排泄行動(立位の支持、ズボンの上げ下げ、あとしまつ、水を流すなどの一連の動作)⇒車いす駆動⇒靴を脱ぐ⇒ベッドへの移乗、という一連の排泄行動(動作)を獲得したのです。ネックは靴を履くこと、前屈による転倒が心配されたので“S字フック”をベッドサイドに付け靴を吊り下げておくことで転倒の危険は回避でき、自立的な行動も獲得できたのです。そしてオープンスペースというSCUの構造上の特徴が訓練に適していたともいえますね。その後一般病棟のトイレ(車いす用)でも十分に適応できる行動として応用できていたので、一般病棟の看護師達はとても驚いたそうです。急性期から患者の持てる力や動作分析をしっかりと行い看護することで患者の生活行動のQOLは大きく変化するのです。急性期からの患者の生活行動の再獲得のプログラムは始まっているということです。

そして、おふたり目は、小川 敦子氏です。

小川氏は藤井会リハビリテーション病院 回復期リハビリテーション病棟にご勤務ですので、『回復期リハにおける排尿困難患者の看護』ということで話題提供していただきました。脳卒中による排尿障害は回復期のリハビリテーションの遅延、在宅生活移行の阻害因子となるということです。そして脳卒中患者で尿失禁のある場合は自宅退院率が低いという報告がされました。そのような脳卒中患者の排尿障害への回復期での看護実践は2事例を通して紹介されました。
一事例目の患者は70歳代男性左被殻出血。右半身麻痺と失語症。回復期リハ病院に入院から6か月後に清潔間欠導尿(CIC)を獲得したBさん。二事例目の患者は60歳代男性左中大脳動脈領域脳梗塞・左内頚動脈狭窄(血管内剥離術)で右半身不全麻痺と失語症、失行様症状がある中、発症2か月後に回復期リハ病院に転倒となったCさん。いずれのケースも、排泄障害を抱えたことが自尊感情の低下から自立的な排泄行動への看護実践は困難を極めていました。看護実践はBさんがCICの必要性を認識し、Bさん自らCICの手技を獲得する意思を表明でき、実際に手技を獲得するまで根気強く関わり、なんとその関わりは5か月に及んでいました。回復期リハ病院だからこそ患者の満足度が充足できる看護実践なのだと感じました。CさんはBさんよりは後遺症が強く、排尿に関する看護上の問題は失語症を背景に水分摂取の不十分や尿意や便意の意思表出ができずにおむつでの排泄になってしまう、という状況だったそうです。十分な水分摂取ができるように、タイミングと場所を看護実践として固定化し統一した関わりを続けていくことで飲水の習慣化が達成できました。排尿に関する意思表出ができないCさんには排尿行動に関わる“車いすの移乗や自走技術の獲得には視覚的な学習方法(看護師やセラピストがやって見せて覚える)を取り入れ、Cさんの意思をわずかなサイン(ため息や蓋を閉じる行為)から把握し、しだいに意思が理解でき、尿便意があることが分かり、日中のトイレ排泄が可能になるという改善につながっていきました。脳卒中患者の障害の複雑さは単に運動障害だけにとどまらず人の感情や認知といったことを総合して“その人”を良く知り、障害の受容過程に添ってアセスメントができてこそ患者の実現可能な生活行動の再獲得へとつながるということなのでしょう。回復期リハ病棟での比較的長期的な看護実践は、その人の生活行動の再獲得にとどまらず、生活の再構築までも視野に入れた看護実践が求められているということが分かりました。

そして、シンポジウム最後のプログラムとなりました。
坂本氏、小川氏の話題提供を終えて、教育セッション講師の田中悦子氏を交え、会場の皆様とのディスカッションです。

一時間程度を予定していたディスカッションですが、意見が次から次に出てきたので、今回のテーマの関心の強さを改めて確認したしだいです。その質問や意見の一部ですが紹介しておきます。
① 排尿日誌の効果的な使用方法は?
② 膀胱留置カテーテルは感染看護認定看護師から中止を推奨されるが患者の生活を考えると抜去が最善とは考えにくい。どうするか?
③ 膀胱留置カテーテル抜去は基本的に早期抜去を進めるが、脳疾患の患者は挿入によるデメリット、抜去によるデメリットを良くアセスメントする必要がある
④ リハのセラピストとの協働の工夫は?
⑤ 認知症や失語の患者の排尿援助が非常に難しいどうすればいいか?
⑥ サルコペニアの患者に膀胱留置カテーテルが入ることが多いのはどうしてかといつも疑問に思うが、どのように考えればいいのか?
⑦ 排泄動作自立に向けての看護スタッフの意識改革の方法について

会場からの様々な意見や質問に3人の講師の方を交えてのディスカッションは本当に面白かったですね。時間があればもっと皆さんの御意見を聞いていたかった。そう率直に感じました。これは研究会の何よりの実りだったと思います。今後も看護実践の向上に少しでも貢献できるようなシンポジウムテーマを取り上げていきたいと思います。
と、いうことで、以上、第7回脳卒中ケア研究会の報告でした。

2018年11月19日(月)

【重要】事前受付終了しました! たくさんの申し込みありがとうございました!

事務局からのお知らせです。
大盛況の下、定員に達しましたため、事前受付を終了させていただきました。
たくさんの申し込みをありがとうございました。 当日お目にかかれることを楽しみにしております。

当日参加も若干名は受付可能だと思いますが、会場の都合上お断り申し上げることもありますことを
予めご了承くださいませ。

では、寒くなってきましたので、お体ご自愛下さい!

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